Aloha Ka Manini





https://www.youtube.com/watch?v=EzrSUHf4J7E


 愛すべきmanini、そしてpo*polo。
 浅瀬のリーフに住んでるお魚なんだ。

 Aloha ka manini me ka po*polo
 He i'a noho ia i ka laupapa

 気持ちよく晴れた海辺の昼下がり、ちょっとうとうとしながら水平線をながめつつ、ひとり波の音に耳を傾けている……そんなのどかなハワイの休日を思わせる『Aloha Ka Manini』。いきなり「愛すべきmanini、po*polo」なんて、まるで親しい友人のようにお魚たちが登場することに驚かされますが、きっと海の生き物に寄せる特別な思いがあるに違いないと思わせる、温かいまなざしが感じられる楽曲です。

 Kala、nenue、そしてnahaweleといった海藻たち。
 (彼らの)いい香りがただよってきて、あいさつするようだよ。

 Kala, ka nenue 'o ka nahawele
 Moani ke 'ala ke honi aku

 Kala、nenue、そしてnahaweleと、ここではお魚に続いて、海の海藻たちが登場します。海辺ならではの潮の香がありますが、そこになじみのある海藻の気配を感じるあたり、里山ならぬ里海的なアプローチで、日々、海藻採りに出かけたりするライフスタイルが目に浮かぶようです。

 A*holeのあの腹のあたりの脂ののった感じ。
 (あれを)サツマイモのpoiと一緒にいただくときのおいしさ(は最高さ)。

 A*hole i'a piko lihaliha
 Poi 'uala ka*ohi pu'u

 「A*holeのあの腹のあたりといったら……」(a*hole i'a piko)と、ここでは、海の幸の脂ののったさま(lihaliha)に、すっかりうれしくなっているような感じがあります。「サツマイモのpoi」(poi 'uala)まで登場し、うっとりながめていた海辺の風景が、いきなり庶民の食卓の場面に変わったような感じ……というか、マーケットどころか家に冷蔵庫なんて便利なものがなかった時代、アクセスしやすい浅瀬のリーフは、日々の食材を調達するための、いわば天然の冷蔵庫みたいなものだったと思われます。そう、ハワイの海といっても、観光客が眺めたり水遊びをするビーチとは、まったく意味が異なるわけですね。

 さて、ぼくの気持ちは伝わったかな。
 愛すべきmanini、そしてpo*poloに寄せるこの思い……。

 Ha'ina 'ia mai ana ka puana
 Aloha ka manini me ka po*polo

 自給自足の実践はさすがに無理ですが、地産地消とか、大きくはSDGs(持続可能な開発目標)なんてことも話題に上る昨今。そんなことがあらためて目指されるはるか以前に、限りなく自然の循環に近い仕方で営まれていたのが、ハワイ的日常だったのではないか……読みながら、そんなことをふと思ったりもした『Aloha Ka Manini』。ハワイに根を下ろして生きる人ならではの生活感が、さらりと歌われた一曲でした。

Lot Kauwe
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